南シナ海の岩礁に構築する中国軍の軍用施設を巡って、なんとも不可思議な関係者の稚拙な説明に、笑いを禁じ得ない。
中国海軍首脳の発言が「大まじめに」なればなるほど、中国軍制服組の軍事的素養を疑ってしまう。なんともやっかいな海上軍事勢力が、日本の近海に展開するものだ。
>「航行や飛行の自由を脅かすものではなく、国際海域の安全を守る義務の履行のため」であり
捕捉として
>「気象予報や海難救助などの能力向上につながる」
さらに
>「将来、条件が整えば、米国を含む関係国や国際組織が施設を利用することを歓迎する」
米太平洋艦隊司令官(海軍大将)は3月下旬、フィリピンの排他的経済水域(EEZ)を含む軍事基地の面積は現時点で、東京ドーム85個分に相当する 「4平方キロ超」だと明言。中国が占拠・不法管轄する7岩礁の相当部分に「浚渫(しゅんせつ)船とブルドーザーで万里の長城を築いた」と形容したが、表現 力が乏しい。万里の長城は異民族侵入に備えた防御壁の側面が強い。一方の南シナ海上の軍事基地は、強力な攻撃力を備えた「不沈空母」であり「不沈強襲揚陸 艦」と呼ぶべきだ。引用します7岩礁に基地「中国海軍幹部」は呉上将と観てよい。太平洋軍司令官は「冗談だとしても、人民解放軍の戦略構想を示す発言。中国は影響圏拡大を欲している」と、強い警戒 感を表した。中国が伝統的国防圏としていた「沖縄以西」を大きく踏み出す野望を物語っており、「冗談のような本音」であったのだ。この脈絡に従えば、呉上 将の言う岩礁埋め立てによる、世界の誰もが利用できる「海難救助」施設建設は「冗談のようなウソ」だと、世界の誰もが疑わぬ。
中国の南シナ海における武威による勝手し放題を威嚇に来る、米軍の介入を阻止する意味では万里の長城とも言える。南シナ海ほぼ全ての上空域に防空識別圏(ADIZ)を設定し、“侵入機”に対し不沈空母より戦闘機の発進が可能になれば、長城は完成する。各軍事基地にレーダー▽各種艦艇▽戦闘機▽対艦・対潜水艦ヘリコプター▽対艦・対空ミサイル▽水陸両用戦闘部隊-を配 備すれば、南シナ海の軍事情勢が激変。海空軍力に乏しい周辺国を睥睨→ますます萎縮させ、米軍でさえ容易に手は出せなくなる。それどころか、日本をはじめ 世界のエネルギー・食料の生命線が通る海域に、不沈空母と不沈強襲揚陸艦を核とする「7個艦隊」が出現し、経済面でも脅され、支配される。凶暴な中国漁 民=海上民兵の資源乱獲も、中国の軍事・準軍事力の恫喝に支援され激化する。
この稚拙さの由来が、意図的なものであれば、それは中国の伝統的な格言を連想することで、潜在的な脅威になるだろうし、「素」の状態から発信されたものであれば、これもまた、分別のつかない低レベルの幼児が近代兵器を運用する恐怖と対峙することになる、南シナ海、極東アジアの同様の潜在的な脅威であることは否定出来ない。つまり、どちらにしても、このエリアの地政学的リスクの排除は困難を極めると言う表現に尽きるようだ。
参考リンク:http://www.sankei.com/world/news/150511/wor1505110007-n1.html 【野口裕之の軍事情勢】2015.5.11 06:00 南シナ海を睥睨する中国のコンクリート製「不沈空母」
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