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2015年9月14日月曜日

南シナ海を睥睨する中国のコンクリート製「不沈空母」

南シナ海の岩礁に構築する中国軍の軍用施設を巡って、なんとも不可思議な関係者の稚拙な説明に、笑いを禁じ得ない。
中国海軍首脳の発言が「大まじめに」なればなるほど、中国軍制服組の軍事的素養を疑ってしまう。なんともやっかいな海上軍事勢力が、日本の近海に展開するものだ。
ジョナサン・グリナート大将 米海軍作戦部長のジョナサン・グリナート大将が、中国人民解放軍海軍司令官の呉勝利・上(大)将に対して、 南シナ海における 外国との領有紛争海域で、海面スレスレの岩礁や満潮時には水没する暗礁、サンゴ礁、砂州を埋め立て、次々と軍事基地を築いている侵略行為に言及した際のやりとりこのことだ。

呉勝利 中国/中国人民解放軍海軍司令官の呉勝利・上(大)将

>「航行や飛行の自由を脅かすものではなく、国際海域の安全を守る義務の履行のため」であり
捕捉として
>「気象予報や海難救助などの能力向上につながる」
さらに
>「将来、条件が整えば、米国を含む関係国や国際組織が施設を利用することを歓迎する」

引用します
7岩礁に基地
  「中国海軍幹部」は呉上将と観てよい。太平洋軍司令官は「冗談だとしても、人民解放軍の戦略構想を示す発言。中国は影響圏拡大を欲している」と、強い警戒 感を表した。中国が伝統的国防圏としていた「沖縄以西」を大きく踏み出す野望を物語っており、「冗談のような本音」であったのだ。この脈絡に従えば、呉上 将の言う岩礁埋め立てによる、世界の誰もが利用できる「海難救助」施設建設は「冗談のようなウソ」だと、世界の誰もが疑わぬ。
 米太平洋艦隊司令官(海軍大将)は3月下旬、フィリピンの排他的経済水域(EEZ)を含む軍事基地の面積は現時点で、東京ドーム85個分に相当する 「4平方キロ超」だと明言。中国が占拠・不法管轄する7岩礁の相当部分に「浚渫(しゅんせつ)船とブルドーザーで万里の長城を築いた」と形容したが、表現 力が乏しい。万里の長城は異民族侵入に備えた防御壁の側面が強い。一方の南シナ海上の軍事基地は、強力な攻撃力を備えた「不沈空母」であり「不沈強襲揚陸 艦」と呼ぶべきだ。
 各軍事基地にレーダー▽各種艦艇▽戦闘機▽対艦・対潜水艦ヘリコプター▽対艦・対空ミサイル▽水陸両用戦闘部隊-を配 備すれば、南シナ海の軍事情勢が激変。海空軍力に乏しい周辺国を睥睨→ますます萎縮させ、米軍でさえ容易に手は出せなくなる。それどころか、日本をはじめ 世界のエネルギー・食料の生命線が通る海域に、不沈空母と不沈強襲揚陸艦を核とする「7個艦隊」が出現し、経済面でも脅され、支配される。凶暴な中国漁 民=海上民兵の資源乱獲も、中国の軍事・準軍事力の恫喝に支援され激化する。
 中国の南シナ海における武威による勝手し放題を威嚇に来る、米軍の介入を阻止する意味では万里の長城とも言える。南シナ海ほぼ全ての上空域に防空識別圏(ADIZ)を設定し、“侵入機”に対し不沈空母より戦闘機の発進が可能になれば、長城は完成する。
この稚拙さの由来が、意図的なものであれば、それは中国の伝統的な格言を連想することで、潜在的な脅威になるだろうし、「素」の状態から発信されたものであれば、これもまた、分別のつかない低レベルの幼児が近代兵器を運用する恐怖と対峙することになる、南シナ海、極東アジアの同様の潜在的な脅威であることは否定出来ない。つまり、どちらにしても、このエリアの地政学的リスクの排除は困難を極めると言う表現に尽きるようだ。
参考リンク:http://www.sankei.com/world/news/150511/wor1505110007-n1.html 【野口裕之の軍事情勢】2015.5.11 06:00 南シナ海を睥睨する中国のコンクリート製「不沈空母」

台湾海峡 幅と長さ

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台湾国【台湾島・フォルモサ(Formosa・美麗島)】と中国本土地の間の海峡を指す。
幅:およそ15km
長さ:300km
深度:150~100m
海峡の北に東シナ海と南の南シナ海を結ぶ海峡でもある。
ちなみに、東シナ海は西太平洋へつながる海域でその間には宮古水道があり、南シナ海の台湾島南端とルソン島の間の海域も西太平洋につながる海域でその間がバシー海峡である。

国際的に日本が所有を認められている、尖閣諸島は宮古水道に接する海域にある。
尖閣諸島詳細は以下のリンク
【尖閣諸島 Senkaku Islands】外務省

中国の【太平洋分割管理案】

大東亜戦争後半、日本人にとって、【悲劇の海峡】【輸送船の墓場】と散文としての表記と認識が先行するバシー海峡です。
帝国海軍航空母艦が無きあと69余年、着々と空母打撃群を編成しようとしている中国海軍艦船にとって、彼らが南シナ海、台湾南端の屏東(ピントウ)半島南端とフィリッピン・ルソン島北端の間の海域、すなわちバシー海峡から西太平洋に出るための海廊は、作戦行動上の要衝であり、地政学的な要衝です。
この地政学的要衝は、アメリカ西岸から、太平洋を超え、南シナ海にいたる海域で、1945年以降、アメリカ第七艦隊による海上覇権の行使で地域の海上秩序を維持してきたアメリカ合衆国の地政学的要衝であり、地政学的用語でいう【アメリカの覇権】下にあります。
一般的に「西太平洋」と呼ばれる太平洋の西部では、長年アメリカ合衆国ハワイ州のオワフ島に司令部を置くアメリカ太平洋艦隊が、同盟国と共同でとり行うRimpac・環太平洋合同演習の実施実績が、先の現実を如実に証明しています。
2007年、中国海軍高官は、訪問先のアメリカ太平洋司令部で(アメリカにとっては)唐突に、そして中国にとっては核心的な意志として、【太平洋分割管理案】を打診しました。これはハワイより東をアメリカが、西の海域を中国が管理するという案です。 それは明確な中国による、空域をも含む海洋覇権への意思表示でした。
関連動画をリンクします。
http://youtu.be/V1SDDUS1EyM
 ジャーナリストの櫻井よしこ 氏のブログサイトでは、これがいかなる性格を持つものかの詳細が述べられております。
この野望とも取れる中国による、冒険的な海上覇権を目論む背景は別稿にしますが、【バシー海峡】は、中国海軍が西太平洋に出る時の二つの海廊・ルートの一つなのです。
2014.06.20 「南シナ海に夕日がしずむ」http://katsukazan.blog.jp/archives/1004737281.html 投稿文を加筆
以下転載
2013.06.22 (土)
■■■ 櫻井よしこ 「 中国の太平洋進出の野望と焦りが明らかになった米中首脳会談 」
『週刊ダイヤモンド』   2013年6月22日号
新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 990
6月7、8日の両日、米西海岸の美しい保養地に立つアネンバーグ別荘で行われた米中首脳会談の全容についての情報はいまだ明らかではない。したがって、会談の意味について断定は出来ない。そうした中でも確かなことは、米中両国が友好関係の確立を演出したものの、ほとんどの事柄について、合意が得られなかったこと、中国の野望と焦りが明らかになったことなどであろう。
米中関係がどれほど飛躍的に改善されたかを宣伝したのは、中国メディアだった。それはまた、オバマ政権の了とするところでもあり、「8時間にわたる類例のない会談」「オバマ、習両首脳2人だけの朝の散歩での会談」などという肯定的な表現が飛び交った。だが、中身は非常に乏しく、むしろ、対立軸はより明確になったといえる。
双方の思惑がぶつかり合い、基本的に譲歩は困難だと考えられるのが、中国の太平洋進出の野望である。習近平国家主席は首脳会談初日の7日、冒頭こう述べたと、中国通信が伝えている。
「昨年の訪米では、広大な太平洋には中米両大国を受け入れる十分な余地があると語ったが、私は現在もそう思っている」
2012年2月に習氏は副主席として訪米し、当時米国側から非常に冷たい対応を受けた。バイデン米副大統領は習氏を前にして、驚くほど率直な表現で人権問題などを取り上げ中国を非難した。そのときにも語った事実上の太平洋分割統治を習主席は今回も冒頭で述べたわけだ。中国がどれほど強く太平洋進出の野望を抱いているかは数年前の衝撃的な発言からもうかがえる。
08年3月、米太平洋司令官のティモシー・キーティング氏が上院軍事委員会に出席して、艦隊を率いて中国を訪問した折、中国側から太平洋を分割統治しようとの提案を受けたと証言し、米国の対中警戒感は高まった。この太平洋分割統治を提案したのは中国海軍少将、楊毅氏だった。私は11年に楊氏と長時間語ったが、その際に「太平洋分割統治の提案」について尋ねると、氏はこう語った。
「キーティング大将が07年に中国を訪れ、北京の世界貿易センターで会談しました。彼が中国は航空母艦を開発する必要があるのかと問い、私は率直に『ある』と答えました。中国が必要とする空母の数を聞かれましたので、1隻から12隻だと答えると、キーティング大将は笑いました」
ちなみに米国が保有する空母は12隻である。このような会話の先に、楊氏は次のように述べたそうだ。
「中国と米国が太平洋の区域を分けて担当してもよいのではないか。責任の分担だと私は言ったのです。それが後に太平洋を東西に分割する共同管理を提案したと報道され、私は非常に驚きました」
楊氏は恰も冗談話にすぎないかのように語ったが、習主席が昨年、今年と、米国に提案したのは、まさに太平洋の分割統治案である。中国は一度言い出したことは譲らない。中国の発想は、今後も東シナ海、南シナ海での領土領海の拡張を続けるという決意表明であり、周辺国にとっては受け入れ難い。
しかし、この中国の強気な姿勢に脅える必要はない。日本は何よりもまず、目の前の尖閣諸島の危機を乗り越えるために最大限の努力で海上保安庁、自衛隊の力を増強させなければならないが、同時に中国が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に参加してもよいという姿勢さえ見せるほど、追い詰められていることを知っておくべきだ。
TPPへの参加は中国共産党一党支配の終焉を意味することであり、現在の中国にとって参加は不可能であろう。にも拘わらず参加する可能性を論じてまで米中首脳会談を欲していたということだ。中国に国際法、自由、民主主義などの価値観を示し続けていくいまの日本外交は正しいのである。

潜水艦と安全保障 (参考動画リンク)

先日、【Youtube】で【チャンネル桜】を見てて判ったことがあります。
今しきりに政治の世界で話題になっている、集団自衛権に絡んだ話でしたが、将来、海上自衛隊が遭遇する戦闘行為、警察行動は地域限定型で、一昔前の雌雄を決するような会戦は、ありえないということが紹介されてました。
自衛隊の目下の仮想敵国は 中国と北朝鮮です。 海自として特に現実に直面する予測では、尖閣海域とそこを含む東シナ海です。 見れば広いようですが、実際はとても狭い海域で、海峡とは呼ばれすに、【宮古水道】と言われています。
そこに、中国海軍が総力をあげて、稼働するすべての艦船を繰り出し、日本も持ってる全ての艦船を結集させ、東シナ海大会戦が起こるなどということはありえない。 なぜならば、この海域はあまりに狭い海域だからです。限定された戦力と防衛力で限定された攻撃力で対峙する、局地戦みたいな形が現実的であるらしいのです。
今の護衛艦の甲鈑は、船体重量を軽くするために極力薄くなっております。 これは、相手も同様です。 攻撃の思想とシナリオが、昔とまったく異なります。 ですから一発食らうと、沈みます。 すべての電子装置と連動する火器(兵器)が、向かってくる相手のミサイルあるいは魚雷を迎え撃つことで、自艦が被弾しないようにするという思想です。
現在、海自の航空部隊の対潜哨戒能力、潜水艦の隠密性と攻撃力は、世界トップレベルで、航空自衛隊の制空能力も世界有数のレベルにあります。 したがって仮に武力衝突が発生しても、数時間で決着がつくだろうことが予想できます。 したがって現実的には、この制海、制空能力による日本の防御線を、相手(中国)の航空戦力、艦船、空母、潜水艦は突破できないということ。
したがって、相手が冷静であれば、この海域では、ほとんど日本に攻撃するとは考えにくく、武力衝突を仕掛けないだろうということです。
ここで、バシー海峡、台湾海峡、Cainasea・シナ海の南部海域、すなわち南シナ海がクローズアップされてくる理由が見えてきます。
参考動画リンク 潜水艦と安全保障
2014.06.24「潜水艦と安全保障」http://katsukazan.blog.jp/archives/1004945769.html 投稿文を加筆

南シナ海の海峡

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シナ海ーChina sea は、東シナ海と南シナ海に大別できます。
南シナ海には次の国際公海である海峡・水道が存在します。
西部 マラッカ海峡 シンガポール海峡 ジョホール水道
南部 ズンダ海峡、ロンボク海峡、
東部 マカッサル海峡、バシー海峡

東シナ海
台湾海峡 宮古水道

【マラッカ海峡】【シンガポール海峡】【ジョホール水道】
・ジョホール水道 は、マレー半島南端とその南にあるシンガポール島の間を隔てる海峡です。
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・マラッカ海峡は南部がシンガポール海峡と接する南シナ海とインド洋をつなぐ海廊で、マレー半島西部とスマトラ島北東部を隔てる海峡です。
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・スンダ海峡は、インドネシア・スマトラ島南端とインドネシアジャワ西端を隔てる海峡、南シナ海からインド洋への海廊です。
・ロンボク海峡はインドネシア中部、小スンダ列島のロンボク島とバリ島とを隔てる海峡で、南シナ海からインド洋への海廊です。

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・マカッサル海峡は南シナの西海域でボルネオ島の東岸の水路で南シナ海ボルネオ島の東ルートとロンボク海峡の海廊に位置する海峡です。

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・バシー海峡は台湾島南端屏東半島とフィリッピン、ルソン東北端を隔てる海峡で、南シナ海から、西太平洋への海廊です。

バシー海峡

台湾海峡は南シナ海北部水域で台湾島西岸と中国を隔てる海峡で東シナ海と接します。

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宮古水道は東シナ海で、沖縄本島と宮古島の間の水域で、西太平洋への海廊です。

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以上の海峡、水道がシナ海、いわゆる東シナ海、南シナ海から西太平洋、あるいはインド洋へ続く国際公海です。
冒頭に地図は、タイトルの通り、2014年1月、中国海軍艦隊の進行ルートです。

China-sea(シナ海)はフィリッピンルソン島・Subicから沖縄へ続く海廊

石原莞爾の著作に【世界最終戦争】があります。これは、大東亜戦争ではアメリカと日本が太平洋の覇権を巡って最終的な戦争 を経て、新秩序を構築するという考え方で、もし、日本の戦争継続能力が維持されおれば、最終的に世界最終戦争なる形の戦争を経ると考えていたのでしょ う。 少なくとも、原子爆弾の存在は予測してなっかたのでしょう。 結果的には日本の敗戦で、アメリカとの【世界最終戦争】は避けられました。
時代が変わり、今、中国の海軍高官は、石原莞爾が想定した日本とアメリカとの、世界最終戦争を置き換えた、中国対アメリカとの世界最終戦争もどきを真面目に考えています。
その考えの背景に、資 源と食料の増産は、世界の人口の増加に対応できず、中華民族がその環境下で生存を維持するためには、核戦争をも辞さない。 むしろ世界を巻き込んでの核戦争のほうが人口の減少に有効で、世界中の人口が半分になれは、すべてのバランスは維持できる。その時中国人だけが、半分以上の生存を可能にす るという絶対的な条件にもとづき、その実現ため、核弾頭を潜水艦から発射させ、全米をターゲットにするために、少なくとも西太平洋海面下への自由潜行が絶対条件になります。
つまり、西太平洋へ自由に潜行して移動する出口を必要とすることになり、それが日本と台湾の間、東シナ海の宮古水道、もう一つがフィリッピン・ルソン島北端から台湾南端である屏東(ピントウ)に位置する南シナ海のバシー海峡です。
台湾と台湾海峡は、1979年アメリカと台湾が締結した、台湾関係法(Taiwan Relations Act、略称: TRA)では、アメリカの台湾政策の基本が定めれており、事実上アメリカと台湾の軍事同盟です。この軍事同盟によって、台湾海峡と台湾の現状は維持されています。2013年には対潜哨戒機P3Cが台湾南部屏東の空軍基地に実戦配備、最終的12機の編成になり台湾海峡とバシー海峡(推測)の対潜能力を格段に向上させてます。
つけ加えるなら、この軍事同盟の実績としては、中国が1996年、台湾国総統選挙時に、台湾を恫喝目的のミサイルを発射、これに対しアメリカ海軍太平洋艦隊は、台湾海峡へ空母派遣で中国を完全に牽制封圧しました。
スービック基地が仮に中継港としてアメリカ海軍が再び使用することになれば、 ★ファイリッピン★アメリカ★台湾の連携は、スービック ルソン島 バシー海峡 台湾 の南北のラインで台湾海をも、中国海軍の攻撃型戦略潜水艦のバシー海峡の通過を牽制できることになります。
2014. 06.26 「フィリッピンの基地・スービック海軍基地」http://ameblo.jp/subic-2/entry-11884261866.html 投稿分を加筆